一次手術
歯肉を唇頬側から切開し、術前の診査から得られた、「埋入予定部位」にガイドドリルにて印をつける程度に削ります。骨組織は43度で火傷となるため、ドリルは低速回転で注水しながら行います。ドリルの穴は埋入の深さに合わせて、小さなドリルから大きなドリルの順に作っていきます。インプラント体を埋入し、カバースクリューを装着してから縫合します。
治癒期間(上顎で5~6ヵ月、下顎で3~4ヵ月)は、仮の義歯を装着します。
基本的なインプラントの手術は二回法により行われます。一次手術は骨の中にフィクスチャーを埋入するための手術で、歯肉で被覆して治癒期間をおきます。二 次手術はアバットメントを連結するための手術になります。一回法の手術ではフィクスチャーを歯肉で被覆せず、一回でアバットメントまで立てます。
ここでは、二回法の術式について簡単に説明します。なお、細かい術式や使用する器具の名称はシステムにより異なります。
歯肉を唇頬側から切開し、術前の診査から得られた、「埋入予定部位」にガイドドリルにて印をつける程度に削ります。骨組織は43度で火傷となるため、ドリルは低速回転で注水しながら行います。ドリルの穴は埋入の深さに合わせて、小さなドリルから大きなドリルの順に作っていきます。インプラント体を埋入し、カバースクリューを装着してから縫合します。
治癒期間(上顎で5~6ヵ月、下顎で3~4ヵ月)は、仮の義歯を装着します。
メスで切開し、カバースクリューを除去して、周囲の軟組織の高さを計測し、適切な高さのアバットメントを連結します。キャップを被せ、必要であれば縫合します。
二次手術の治癒は1~2週間です。
インプラントの上部構造を製作するための印象は、石膏模型の中にアバットメントのレプリカを埋め込むため、特殊な方法で行われます。
ゴールドシリンダーと一体化して作られたものをゴールドスクリューでネジ止めします。観察期間中はゴールドスクリューの穴を仮封しておき、最終的には光重合レジンで穴を塞ぎます。
システムにより、上部構造を固定するための方法は異なります。
インプラントの手術は大きく分けて、1回の手術をする場合と、2回の手術をする場合の、2つの方法があります。
1回法が良いという医院や、2回法が良いという先生がいたり、様々な意見がありますが、特にどちらの治療法が良いということではありません。インプラント治療が始まりだした当時は2回法(ブローネマルクインプラント)でした。歴史のある治療ですし、研究や臨床報告も非常に多数あり、最も信頼性のあるインプラントのひとつとして現在でも行われています。その後、スイスで1回法(I.T.Iインプラント)が開発されました。
1回法、2回法、それぞれ開発コンセプトが違います。現在のインプラント治療は、その多くが、ブローネマルクインプラントやI.T.Iインプラントを模して発展してきたものです。ですので、歯科医師がどのインプラントを使用(選択)するかによって、1回法か2回法かが決まってきます。
局所麻酔の後、専用ドリルでインプラントと同じ長さ・太さの穴をあけます。 | |
インプラントを埋め込みます。 | |
仮蓋を取り付け、その部分を歯肉の上に出しておきます。 | |
骨との結合が確認されたら土台を取り付け型をとり、被せ物を装着し終了です。 |
局所麻酔の後、専用ドリルでインプラントと同じ長さ・太さの穴をあけます。 | |
インプラントを埋め込みます。ここまでの流れは1回法と同じです。 | |
インプラントを完全に歯肉の下に埋没させます。 | |
骨との結合が確認されたら、小手術で歯肉を小さく切開し仮蓋を取り付けます。 | |
歯肉の治癒を待ち、土台を取り付け型をとります。被せ物を装着し、終了です。 |
ホーム | 初めての方へ |
院長・スタッフ | 院内のご案内 |
医療設備について | 診療案内 |
交通・地図 | 新着情報 |
メディア情報 | オンライン初診予約 |