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インプラント治療 -インプラント治療について-

インプラント治療について

ご自身の歯を失ってしまった場合に、歯の機能を補うため有効な選択肢

インプラント治療は、歯が失われた場所に、歯の根に代わるもの(人工歯根)を埋めておき、それが骨としっかり付いた段階で人工の歯をかぶせ、天然の歯が生えていた頃と同様の機能性と美しさを回復させる治療法です。

人工歯根の素材は「チタン」で、金属アレルギーの心配がほとんどなく、骨と一体化する性質があります。部分的に歯が抜けている方も、全ての歯が抜けてしまっている方にも効果的な治療法です。

インプラント治療のメリット・デメリット

インプラント治療のメリット

  • 自分の歯と変わらず噛めるようになる。
  • 周りの健康な他の歯を削ったり、負担をかけることがない。
  • 見た目も自分の歯とほとんど変わらない。
  • 適切なケアにより、長期的に使用することが可能。

インプラント治療のデメリット

  • インプラントをあごの骨に埋め込む手術が必要。
  • 自分の歯と同じくきちんと定期検診やハミガキをしないと、歯周病(インプラント周囲炎)になり、歯周病で歯を失うのと同じように、抜けてしまう場合がある。
  • 治療費は一見高額で、保険が適用にならないため、他の保険治療との差は大きい。

インプラント治療は、 科学的に実証された歴史ある治療法です

インプラント治療の歴史について

現在から40数年前の1952年、ペル・イングヴァール・ブローネマルク博士は、研究チームが微少循環(血液の流れ)に関する基礎研究を行っていたときのある幸運な出来事により、オッセオインテグレーション(骨結合)を発見しました。

治療の経過を観察するため、動物の体内にチタン片を埋め込んでいましたが、研究が終了し、このチタンを骨から取り外そうとした時に、どうしても取り外せなったのです。ブローネマルク博士はこの現象にとても興味を持ち、さっそく大規模な研究を開始、歯科治療への応用法を探りました。そして研究の結果、チタンが骨組織と特殊な方法で結合する過程が明らかになり、ブローネマルク博士はこれをオッセオインテグレーション(骨結合)と命名したのです。

チタンと骨が結合することの発見は、歯科だけでなく形成外科の分野でも応用され、歯はもちろん、指や足や顔の再建にも応用されていきました。さらに長い月日の研究により、1965年歯科分野でインプラントの治療を開始、実際に40年前に世界で初めて患者さん埋め込まれたブローネマルクインプラントは、現在でも問題もなく機能しています。

これが、成功率95%以上(10年生存率)のインプラント治療の信頼性を物語っています。

ペル・イングヴァール
ブローネマルク教授

Branemark Systemは科学的研究に基づく欠損歯修復に適応する独自のシステムです。

ブローネマルク教授自らが手掛けた最初の患者さんのインプラントは、40年以上経過した今現在でも申し分なく機能しています。

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