なかむら歯科では、「マイクロスコープ」を使用した根管治療を行っています
むし歯が進行してしまい、歯の神経(歯髄)にまで達してしまうと、神経を取り除かなければならなくなります。その上で、歯の神経が入っていた部分である「根管」を綺麗に清掃する治療を行い、その後被せ物をします。
この「根管」はお一人おひとり非常に複雑に入り組んでいて、完璧に清掃をしなければ、後日、「痛み」や「腫れ」などの症状が表れ、「根尖病巣」というものができてしまったりします。
これまで根管治療は「肉眼」で行われていました。ただ、肉眼では細かい部分をすべて確認しながら完璧に清掃することは難しく、職人的な「経験」や「勘」などに頼った治療となっていました。時には根尖病巣ができてしまって、再治療を余儀なくされたり、抜歯となってしまうこともありました。
根管の形態は非常に複雑にできており、根管治療は非常に精密な治療です。世界的権威の歯科医であっても、100%完璧な治療を行うのは非常に困難な治療です。
歯科用マイクロスコープ
マイクロスコープによって、これまで「手探り」で行っていた治療が「確実に目で見る治療」に変わりました。
歯科用マイクロスコープにより、高倍率で直接見ながらの治療が可能になり、より確実で精度の高い治療が行えるようになりました。特に最近では、M.I.治療が注目され、できるだけ削らずに歯を残す治療が主流です。
顕微鏡治療は、そのような時代を象徴するような歯科治療なのです。しかし、歯科用マイクロスコープは高価な機器であるため、国内の歯科医院ではあまり普及していない現状があります。
※2014年 歯科医院普及率 6% 程度
歯科用CTによる診査と診断
歯の根っこである「根管」は、複雑に枝分かれしたり、曲がりくねっています。このように複雑な形態をした根管の隅々まで清掃する必要があるのですが、従来のレントゲン画像だけでは病変や枝分かれした部分などを確実に把握することは非常に難しくなります。
CTによる立体的な3次元の画像を確認することで、レントゲンだけでは発見することのできない病変や枝分かれした部分などを確認することができることがあります。
※歯科用CTの普及率は10~14%程度といわれています。
超音波による根の治療
細い根管内の汚れや、むし歯、神経の残骸などを、超音波の振動を加えながら除去します。
削るための器具を使用すると、削りすぎてしまい、その結果、歯が薄くなって割れやすくなってしまうため、超音波チップでの根管治療は非常に歯にやさしい方法です。
超音波チップとともに使用する薬液は、バクテリアを殺菌する能力が高いものを使用します。
ニッケルチタンロータリーファイル(必要に応じて)
従来、根管治療(歯の神経の治療)には、ステンレス製のファイル(細い棒状の器具)を用いて手作業で、細菌に感染した歯の神経とその周囲の歯質を除去していました。一方、「ニッケルチタン・ロータリーファイル・システム」では、ニッケルチタン製のファイル(NiTiファイル)を使用し、電動で除去します。
また、「ニッケルチタン製のファイル」は、ステンレス製のファイルとは異なり、弾力性があるため、歯の根の湾曲に沿って削ることができるので、より精度の高い根管治療が可能となりました。
X・smart plus(必要に応じて)
精密な処置が求められる根管治療を行なうとき、根管を拡大・形成する装置です。ファイル(根管の清掃で使用する針状の器具)が反復回転運動するので、短時間で根管を拡大・形成できます。また、歯質への食い込みを抑えられるので、ファイルの破損を軽減します。
つまり、これら「ニッケルチタン・ロータリーファイル・システム」を用いることで、素早く正確に病巣を除去することが可能となります。
※このシステムは、アメリカでは約8割の歯科医師が導入しているのに対し、日本では約2割程度です。