当院では小児歯科治療において、『母子分離』という診療方法を推奨しております。4歳以上のお子様は、ひとりで治療を受けることができる子もいます。治療内容については、保護者の同意を得てから行っていきますのでご安心ください。また、泣き暴れて治療が出来ない場合は、保護者に今後の治療について相談して決めさせていただきます。
お子様の治療を出来るだけ短時間にすることで、負担の軽減に繋げたいと思っています。
治療をスムーズに進めるためには、私たちとお子様との信頼関係がとても重要になってきます。
治療時に保護者が同室されますと、お子様は甘えて泣いて訴えを起こしたり、依存しやすい環境を与えることになります。
その結果、自立するきっかけを失ってしまったり、信頼関係を構築するのが難しくなってきます。
保護者が私たちを信頼してくださることで、お子様も信頼しやすくなります。小さなお子様でも大切な1人の患者様として対応させていただきますので、ご協力の程よろしくお願い致します。
どうしても同室しなければならないなどの理由がありましたら、お気軽にスタッフまでお申し付け下さい。
むし歯になりがちになるのか、むし歯になりにくくなるかは、1才半~3才くらいの間に決まります。それはむし歯菌(ミュータンス菌)がお口の中に感染するのが、1才半~3才くらいの間だからです。
実際、生まれたばかりの赤ちゃんにはむし歯菌はいません。では、むし歯菌はどこから感染してしまうのでしょうか。
このように、お子様の歯の予防を始める前に、ご両親の歯のケアをした方が、結果的にお子様の歯を守ることにつながるのです。3才までにむし歯ゼロ、良い噛み合わせ、定期的な予防週間を身につけることが大切です。
乳歯は、生後6カ月くらいから生え始まり、3才くらいでほぼ生え終わります。
口は、物を食べる、発音する、表情をつくるなどの働きがあります。特に乳歯は「噛む」という感覚を身につけたり、顎の発達や永久歯が生えるためのスペースを確保し、次に生えてくる永久歯の先導役として大切な役割があります。
乳歯の奥歯(乳臼歯)は、離乳が完了すると何でも食べられるように生えてきます。乳臼歯の1番目の役割は、食べ物を噛み砕き、噛み潰すことです。2番目の役割は、「後から生えてくる永久歯の保護」です。
乳臼歯の根は複数で、広がっています。その広がりの下で永久歯が成長していきます。永久歯が立派に育つには健康な環境が必要です。乳歯がむし歯になるとエナメル質や 象牙質の形成が不完全な永久歯が生えてきてしまいます。
このように、健康なお口の成長や永久歯のために、非常に大切な役割を果たす乳歯ですが、子供の歯の特徴は歯の大きさも小さく、しかも薄いため、むし歯になるとすぐ神経までおかされてしまいます。3才くらいではまだ自分にむし歯があるということを認識できず、お母さんが気づくくらい大きなむし歯になって初めて気づくというパターンが多いのです。
「進行が早い」というのが乳歯のむし歯の特徴です。ですから、時々お母さんがお子さんのお口の中をチェックして、予防をしてあげてください。
乳歯列が完成すると、だんだん歯がよってきて、歯と歯の間の隙間が狭くなり、食べかすが歯と歯の間に残りやすくなり、そこからむし歯が発生します。
歯と歯の間に毛先を押し当て、小さく小刻みに横みがきをしましょう。大きく横みがきをすると、歯と歯の間に歯ブラシが届きません。
奥歯を見るとたくさんのミゾがあるのがわかります。歯ブラシを軽くあてただけでは、ここにたまった食べかすはとれません。
歯ブラシで正確に丁寧に磨いてください。
奥歯のほお側を磨く時は、お口を大きく開けて磨いているとほおが突っ張り、歯ブラシが歯と歯肉の境目にあたりにくくなるため、磨き残してしまいがちなので、むし歯になりやすいです。
お口を軽くとじて、ほおにゆるみを持たせれば、歯ブラシが届きやすくなります。
前歯でむし歯になりやすいところは唇がかぶさって見えない部分(歯と歯肉の境目)です。
前歯を磨く時は「イ~ッ」をしたお口にすると、磨きやすくなります。
残念ながら、どんなに頑張って歯ブラシをしても歯と歯の間の汚れは落ちにくいものです。さらに、歯と歯の間はむし歯になりやすい部分です。そのため、お子様にもにも糸ようじを使いましょう。
よく売られている商品は大人向けが多く、お子様の口の大きさに合わなかったりするので、子供用のフロスをおすすめします。
フッ素には歯の再石灰化を促進し、むし歯に強い歯質をつくる性質があり、歯科ではむし歯の予防処置に用いられています。
(フッ素は海草類・魚類・お茶などに含まれている、少量ながらも必ず摂取しなければならない微量栄養素です)
シーラントはむし歯になりやすい奥歯(臼歯)の溝を、レジン(プラスチック)で埋める治療です。生えたばかりの奥歯の永久歯(とくに6歳臼歯)は歯みがきしにくく、むし歯になりやすいため有効な予防処置です。しかし、人工的に埋めたシーラントですので、定期的な健診は欠かせません。
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